失語症と構音障害の違いって?

失語症構音障害の違いってなんだろう?

今日、デイサービスの終礼で明日から新規の利用者さんの話をしていたときに思いました。

言葉が話せない。

と聞くと、両方思い浮かんだのですが、なにがちがうのでしょうか? 

ということで、今日は失語症構音障害の違いについて書いてみたいと思います。

失語症とは?

主に、脳梗塞や、脳出血脳挫傷などの後遺症として現れます。

単純に、言葉を発することができない発語失行)だけでなく、健康なときは詰まることなく話ができていたのができなくなる(流暢性の障害)など。
相手の話していることをうまく理解できないこともあります。

ほかにもさまざまな症状があり、さらに何種類かのタイプがあり
一言に失語症といってもその症状は多岐にわたります。

とっても簡単に、崩して言うと。。。

まったく言葉が通じない国に、たった一人で出かけていく・・・
そんな自分を想像してみて下さい。きっとこんな感じです。


構音障害とは?
失語症のようにいろいろな症状があるというよりも、言葉が出てこない。

言い換えると、音を発することができないということです。

さらに失語症と大きく違うのは原因が脳の障害によるもの(運動性構温音障害)以外あることです。

ひとつは、もともと身体的に障害を抱えている場合(器質性構音障害
胎児の発育段階で障害をもったり、ほかの疾病などで発語に必要な部分に障害などを持つことで起こる障害です。

さらに、体のつくりには何の問題もないのに何らかの原因で発語ができない(機能性構音障害)もので、子供に見られることが多いそうですが、比較的治療しやすいものだということです。

以上が、構音障害の大まかな説明です。
実際に構音障害で一番多いのは運動性構音障害だそうです。

失語症構音障害の違いはこんな感じですかね・・・?
失語症の方が広く深い感じですね。

この記事は管理人が簡単に調べた結果を個人的な解釈で記事にしておりますのであしからず。
この記事へのコメント
失語と構音障害に興味を持って頂いてありがとうございます。 わたしの周りではベテランの介護士さんでも興味を持ってくださる方が少なくて、正しい対応をしてもらえない患者さんが多いので困っています。 ところで・・・。 せっかく書いていただいたところで大変申し訳ないのですが、 ・発語失行 ・流暢性の障害 ・構音障害=音を発することができない、という定義 ・器質性構音障害 などなど、誤解されていることがたくさんあるようです。 「専門家ではないのでそこまでよくわからない」とおっしゃるかもしれないのですが、これをご覧になった方はこの内容を信じてしまわれます。 ご自分やご家族の障害を間違ってとらえてしまう方も出てきてしまうかもしれません・・・。 もしよろしければ、細かいところは抜きで失語と構音障害の根本的な違いだけにとどめていただき、再度詳しく調べたあとに正しく書き直して頂けないかと思うのですが、いかがでしょうか?(必要があれば説明もさせていただきます) 情報が満載のこのブログをよりよいものにしていただけますよう、ご検討をよろしくお願いします。
Posted by 言語聴覚士 at 2008年04月18日 06:57
とても勉強になりました。
よろしければ転載させていただいてもよろしいでしょうか?
福祉の実情をもっと知ってもらいたいな〜と思いました。
Posted by ココロっち at 2008年04月18日 16:57
言語聴覚士さんアドバイスありがとうございます。

私もほかのサイトなどで自分なりの解釈をしていましたが、専門家のご意見を聞けるのはありがたいのでぜひ誤解部分の説明をしていただければ幸いかとおもいます。
その説明を元に記事を訂正してまいりたいと思っております。

もし、HPなどをお持ちでしたら教えてください。そこで勉強させていただきたいと思いますので・・

よろしくお願いいたします。
Posted by 管理人 at 2008年04月21日 22:01
ココロっちさん
コメントありがとうございます。
この記事ですが先のコメントにありますように専門家の観点からすると誤解を招く記事であるようなので、転載するには不向きな記事かと思われます。

もうしばらく詳しく調べることができましたら再度、記事を見ていただければと思います。

勝手をいいますが、よろしくお願いいたします。
Posted by 管理人 at 2008年04月21日 22:12
管理人さん、ココロっちさん

興味を持っていただく方が管理人さん以外にもいらっしゃることを知り、更に心強くなりました。
なるべく詳しく、かつなるべくわかりやすく書こうと思っていますが、言語聴覚士でありながら「簡潔にまとめて書く」ということが苦手なわたし・・・。
書いたり消したりしながら何度かに分けて書かせていただくことになると思いますので、お手を煩わせてしまうかもしれませんが、よろしくお願いします。
Posted by 言語聴覚士 at 2008年04月22日 19:28

<発語失行とは・・・>

発語失行はブローカ失語の中核症状ですが、実はこれは失語症ではなく、失行の一種です(発語「失行」ですもんね)。
人の話を理解したり、適切なことばを選び出したり、読んだり書いたり・・・といういわゆる「言語機能」には問題がないのですが、脳の命令を構音器官に伝える段階で誤った伝え方をしてしまうため、本来の発音とは違った発音になってしまいます。

・・・と書くと「それって構音障害じゃない?」と思われるかもしれませんが、構音障害は正しい命令が出ているのに構音器官が(麻痺や形態異常などで)うまく働かない状態、発語失行の場合は麻痺や形態異常はないのですが、脳からの指令がうまく伝わらない・・・ということで、全く違います。

上の説明では「言葉を発することができない(発語失行)」と書かれていますが、ことばが出ないというよりも、「目的とする音を作れない」と考えてもらったほうがいいと思います。
なお、構音障害の場合は誤り方が毎回同じですが、発語失行では毎回違う音になってしまうことが特徴です。

最初に書いたとおりあくまでも「失行」ですので、発語失行単独でその他の言語症状がない場合は「失語症ではない」ということになります。

あぁ、発語失行の説明だけでこんなになってしまいました・・・。スミマセン。
ただ、今回説明させていただこうと思っている中ではこれが一番理解しづらい障害だと思いますので、次からはもう少し簡潔に書ける・・・はずです(汗)。
Posted by 言語聴覚士 at 2008年04月22日 20:12
<流暢性の障害とは・・・>

「好きな食べ物は・・・え〜っと・・・、あれは何だったっけなぁ・・・、え〜っと、みかん・・・じゃない、りんご・・・でもない・・・う〜ん、何だっけ・・・、え〜っと、え〜っと・・・」

こういう話し方をなさる方がいらっしゃったら、「流暢な発話」と判断しますか?それとも「非流暢な発話」と判断しますか?恐らく「非流暢な発話」ではないでしょうか?

でもこの場合、STは「流暢な発話」と判断します。
失語症において流暢・非流暢を判断する場合には、喚語困難(言いたいことばを思いつかない状態)によることばのつまりは除外するのです。
喚語困難があって先に進まないだけで、ほかの部分(「好きな食べ物は」とか「何だったっけなぁ」とか)はスムーズに出てますよね?なので、流暢タイプの失語症、ということになります。

非流暢タイプをイメージして書いてみると、「好き・・・たば、食べ・・・もの・・・、え〜っと、び・・・か・・・ん、み・・・かん・・・、え〜っと・・・」というように、ひとつの単語すら途切れ途切れで助詞がない、聞いているこっちまで汗が出てきてしまうような状態になります。

「健康なときは詰まることなく話ができていたのができなくなる(流暢性の障害)」と書かれていたので、「詰まる」という状態で多くの方がイメージされる状態と失語症における「非流暢」は恐らく違うだろうと思って補足させていただきました。

Posted by 言語聴覚士 at 2008年04月22日 20:35
言語聴覚士さん。ありがとうございます。

専門家の方の生の声を聞くことができてうれしく思いました。
さらに、言語聴覚士さんの文章を読むとその場面がイメージできたので、私としては分かりやすく読みやすい文章でした。
新しい記事も書いてみましたが、自分で書きながらよく分かっていませんでした。

お暇なときで結構です。
失語症について、また、それ以外のことでもかまいませんのでアドバイスいただければありがたいと思います。

Posted by 管理人 at 2008年04月23日 20:17

構音障害に関してですが、原因により3つに分類されるのは本文の通りです。
脳血管疾患や変性疾患、頭部外傷などが原因で、構音に関係する神経や筋が障害されることによって起こる「運動障害性構音障害」、構音器官に欠損や変形などの形態的な異常が原因で起こる「器質性構音障害」、神経や筋の障害、形態的な異常がないにもかかわらず構音障害を呈しているものを「機能性構音障害」と言います。

器質性構音障害についてですが、「もともと身体的に障害を抱えている場合」や「胎児の発育段階で障害をもったりほかの疾病などで発語に必要な部分に障害などを持つことで起こる障害」と説明されていますが、先天的であれ後天的であれ、あくまでも「器質的な」障害であることが条件です。
胎児の段階で障害があってもそれが神経や筋の障害であれば運動障害性の構音障害ですし、「発語に必要な部分に障害を持つ」と言ってもそれが器質的な障害以外であれば器質性の構音障害とは言えません。

機能性構音障害はこれまで「ただ単に構音の方法を間違って覚えてしまったもの」と言われてきました。しかし最近では、よく調べてみると知的発達がボーダーラインであったとか、発達障害であったとか、そういうお子さんが少なからずいる(=そのようなことが原因で正しい構音を獲得できなかった)と言われていることを書き添えておきます。
ちなみに機能性構音障害が改善しやすいのは学童期など早い段階で治療を始めた場合であって、それ以降の改善はかなり難しいように思っています。

なお「構音障害=言葉が出てこない、音を発することができない」と表現されていますが、構音障害の多くの方は発声は可能です。
発声、発話、構音などはそれぞれ全く違ったことを表していますので、きちんと区別して考えることが大切です。
Posted by 言語聴覚士 at 2008年04月24日 09:02
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/93722355
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

ありがとう/言語障害/「言語障害」:最新情報
Excerpt: 「39サーチ」では、あなたが入力したキーワード「言語障害」に関する最新の感謝情報をインターネットから徹底検索しています。 「言語障害」:最新情報 「言語障害」関連商品を探す ア..
Weblog: ありがとう
Tracked: 2009-03-13 09:56
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。